顔のしみ、シワ、
目元のたるみなどのトラブルに悩んでいる年配の女性がいたとしましょう。
彼女の紫外線の当たらない身体の部位、たとえば、上腕の内側とか、おしりのお肌を見ると、細かいちりめんジワは多少あっても、顔のような深いシワやしみはなく、肌もピンと張っていて、顔の肌よりずっと若くて白くキレイなのです。
そのような紫外線が、ふだん当たらない部位は紫外線によるトラブルはないので、本来の年齢の老化しか出ていないからです。
いかに紫外線が肌の老化を早めているかおわかりでしょう。紫外線をふだんから避けていれば、顔もおしりの肌のようにキレイなお肌でいられたのに、と思うと、予防の大切さが身にしみてきます。
日に焼いても若ければ肌はすぐに元に戻るので、「紫外線なんて怖くない」と言っている人いませんか?
確かに、若いと肌の新陳代謝も活発で色もすぐ抜けて色白になってくれます。
しかし、肌の奥で起こつているダメージは蓄積されて、年を経たとき突然そのダメージが現われてきます。そのとき後悔しても遅いのです。
紫外線に当たると皮膚でビタミンDがつくられるというメリットもあります。しかし、食糧難の時代ならともかくこの食料が豊富な時代には食事からとることができますし、日本のような日光の豊富な国では、わざわざ日光浴しなくても、ふつうの日常生活で十分紫
外線に当たっていると言われています。
そもそも紫外線に当たるとなぜ皮膚の色が黒くなるのでしょう?それは、メラニン色素という黒い色素で、紫外線がそれ以上、身体の奥深くに入っていかないようにシャットアウトしているのです。
つまり、色が黒くなるのはスクリーンの役目をしているのです。
紫外線は細胞のなかのDNAを傷つけるため、皮膚ガンの原因として知られています。そのように有害な紫外線から身を守るため、人間は紫外線がふりそそぐこの地球上で生き延びるためにメラニン色素で防御する能力を獲得してきたのです。
色が黒くなるのは有害な紫外線から身を守るための防御反応。おもしろいことに気づきませんか?
赤道直下に住んでいる人たち、日光の少ない北欧地域の人たち、その中間に住んでいる私たち‥…住む場所によって生まれつきの肌の色は違います。
それは長い間かかって人間が自然界に適応しながら獲得してきた遺伝子のせいなんですね。
紫外線の強いオーストラリアでは紫外線の害が日本より理解されているようです。
小学校でも紫外線防御の必要性を教えたり、学校にサンスクリーンクリームが用意されていて外で遊ぶ前に顔や身体に塗ったり、サングラスをする小学生たちの写真が新聞に紹介されていました。それでもあなたはまだ日に焼くつもりですか?
ありがとうございます